菊地牧場

―広大な大地で牛がのんびりしている風景―
北海道と言って皆さんがイメージする風景はそういった牧歌的なイメージではないでしょうか？
当牧場は、まさにそんなイメージどおりの牧場です。

少し高台にある約20ヘクタールの広大な放牧地に、春から秋にかけて牛を昼夜放牧しています。すぐ目の前にはオホーツク海を望むことができ、その反対側には山々が連なります。約50頭の牛たちは草を食べたり寝そべったりして思い思いに過ごします。
私たちが放牧にこだわる理由、それは牛にできることは牛に任せて、私たちも少しのんびりしたいなと思ったからです（笑）。多少起伏のある広大な大地を歩くことで、牛も足腰がしっかりとし、ストレスがかからず、健康に育つので、美味しい牛乳づくりをすることができます。
当牧場では、全ての畑で有機JAS認証を受け、牛たちは有機で育てた牧草のみを食べて育っています。
そんな私たちの牛乳の美味しさをぜひ皆さんに直接お届けしたいという思いから、昨年、オリジナルブランドの牛乳販売を始めました。その名も「きくっち有機牛乳」。できる限り生乳そのものの風味や味をお届けしたいという思いで、低温殺菌とノンホモジナイズ製法にこだわってつくりました。量産化できる商品ではないため、お買い求めいただける場所は少ないですが、それもあって販売すると売り切れ続出の商品となっています。

また、数年前からは肉牛の繁殖、肥育も始めています。日本で多く流通している牛肉とは違い、当牧場の肉牛は、穀物を与えず、牧草のみを食べさせて育てています。「グラスフェッドビーフ」というこの肉牛は、赤身の多い肉質や、牛を育てる良質な環境から、「ヘルシーな牛肉」として近年各方面から注目を集めています。
中でも、当牧場では有機で育てた牧草のみを食べさせて育てているため、「オーガニックグラスフェッドビーフ」として更に注目されています。この地域の特産品としていけたらいいなと取り組み始めたことがようやく形にあり、とても嬉しい気持ちです。

さて、そんな当牧場では、新しいスタッフを1名募集いたします。
・将来自分の牧場を持ちたい
・放牧酪農を学びたい
・いろいろな牧場を見てみたい
・まだよくわからないけど、牛の仕事がしてみたい
等々、何かひっかかった方は、ぜひご応募ください！

私たちの仕事は牛とともに生きていく仕事です。
生き物を相手にすることは、大変なこともありますが、それ以上にやりがいや感動がある仕事です。自分で発情を見つけ、種付けをして、子牛が生まれ、長い年月をかけて世話をして育て、その牛がまた子牛を産んで牛乳を搾る・・
牛と過ごす毎日の中にはたくさんの感動が生まれます。ぜひその感動を一緒に味わいましょう！
初めはみんな未経験ですので、興味のある方はぜひ飛び込んできてください。もちろん、私たちがしっかりと教えますし、実際に作業をやっていくうちに、いつの間にか牛の管理ができるようになっていくはずです。
もし将来的に独立を目指したいという方がいらっしゃいましたら経営に関わることもお伝えしていきます。

生活環境ですが、当牧場がある雄武町には農協所有の専用住宅があり、そこに入居することができます。部屋は個室で、オール電化家具付き・Wi-Fi完備のキレイなお部屋です。牧場から車で5分程度の距離にありますので通勤も便利です。寮には他の牧場で働くスタッフ達も入居していますので、きっと仲間もできるはずです。コンビニやスーパーも近くにありますので、日々の生活には困りません。
ここ雄武町は酪農はもちろん盛んですが、カニやホタテ、鮭などの海の幸、だったんそばなど山の幸も美味しい町です。この町で、私たち、そして牛・やぎたちとご応募お待ちしております！