現地体験レポート

  • 現地体験レポート:◆株式会社企業農業研究所(中洞牧場)◆ “自然のまま、あるがまま”という酪農のスタイル こだわりの山地酪農
日本で数軒の牧場しかおこなっていない山地酪農!
その1つの牧場が岩手県岩泉町にある『中洞牧場』です。

ここでは、自然のまま、あるがままという自然の流れをそのまま取り入れた酪農を実践しています。
一年を通して牛は山に放牧されており、牛たちが食べるのは野シバや野草など草だけです。本来草食動物である牛にとってはまさに理想の環境です。

今回、のびのびと生きる牛たちとそこで活躍するスタッフ達の様子を少しだけご紹介したいと思います。


中洞牧場はもともと木が生い茂った林でした。最初は立ち入るのが困難なほど荒山だったんですよ。牛たちが、山林のクマザサや木の葉、野草を食べて、人が入りやすい環境を作っていったんです。


そんな山をゆっくり時間をかけて開拓していき、今では立派な牧場になりました。



こちらでは、牛の環境を自然により近い状態で生活させるために、搾乳時以外は一年中放牧しているんです。


餌は穀物は一切使っておらず、自然の草と私達が用意する干し草だけです。なので一日の搾乳量は、年間平均1日6から7キロしか絞れません。



量は少ないですが、ストレスなく大自然の中でのんびり生活している牛からは健康で美味しい乳が出るんですよ。


正直冬は寒いです。でも、白銀の美しい山の景色は、働くあなたの心も癒してくれると思います。


中洞牧場では、人の手でなく自然分娩、自然交配、自然哺乳(生後1ヶ月まで)をおこなっています。牛のあるべき姿を第1に考えているので、他の牧場では体験できない事が、この牧場なら体験できます!


牧場の1日を紹介します。朝と夕方に搾乳をします。放牧している牛たちの追い込みをして、搾乳場に集め、搾乳をおこなっています。その他にも、干し草を餌場のポイントに持っていく作業もあります。干し草の場所を変えることによって、牛糞を固定の場所ではなく、広い範囲に放散できるので、処理する必要もなく、牛糞の微生物が野芝の栄養分になるんです。




そんな中洞牧場では、ミルクや乳製品の製造スタッフも募集中です。

幸せいっぱいの牛と大自然の中、仕事を一緒にしてみませんか?


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