- 2016/02/01(月)
- 農業を志す方々へ ―パナプラス株式会社 代表取締役 小竹花絵さん―
2016/2/1(月) : 農業を志す方々へ ―パナプラス株式会社 代表取締役 小竹花絵さん―
野菜苗で五感を刺激する最高のエンターティメントを!
農業には「人を感動させる力がある」、「笑顔にする力がある」
そう話すのは、パナプラス株式会社代表、小竹花絵さん。
農業とは無縁の環境で育った小竹さんが虜になった農業の魅力についてお話を伺いました。
【小竹 花絵さんのプロフィール】
東京都生まれ
大学では英米文化学科で学び、フライトアテンダントを目指す
大学の必修授業で出会った農業実習を通して収穫物の美味しさに感動し農業の道へ
園芸専門学校に進学。園芸療法を専攻し農業を基礎から学ぶ
栃木県の農家に研修生として就職し、生産技術を学ぶ
29歳(2010年)「パナプラス」を創業
33歳(2013年)「パナプラス」を法人化
※「パナプラス」という社名は人と人をつなげる、いいものをプラスして何十倍にも何百倍にもなりますという思いから命名。
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■なぜ農業を始められたのかを教えてください。
大学での農業実習がきっかけです。農業とは無縁の環境で育った為、特に興味もなかったのですが、必修科目だからと「嫌々」教えられた通りに野菜を育てました。実ったのは日頃スーパーで見る野菜とはかけ離れた形状。気が進まなかったものの、収穫祭でいざ食べてみると“おいしい”一口食べてその味に驚き、周りを見渡すとみんな同じ笑顔でした。この時、農業には「人を感動させる力がある」と気づき、農業をやろうと決意しました。
■起業してから苦労されたことはありましたか?
起業して3年間は前だけをみて、夢中でした。何とか会社らしくなってきた起業4年目の平成26年2月15日、大雪でハウス3棟が倒壊してまった時の事です。ちょうど春の繁忙期の直前で一瞬頭が真っ白になりました。でも運よく機械が守られて壊れずに不幸中の幸いでした。一年後の2月には全部復旧しましたが、自然相手の厳しさを実感した体験でした。
【ハウスの倒壊時の状況】
■農業経営で心掛けていることはありますか?
農業だからと限定する事ではないですが、私も含めて働いている従業員皆が、パナプラスで働いて良かった!と思ってもらえる様な 経営を目指しています。良い商品は“人”から生まれます。そしてその商品を手にとったお客様に“喜び”や“幸せ”が伝わると考えているので、人に喜ばれる経営を目指しています。
【苗の梱包作業】
■今後の目標はありますか?
野菜苗を提供させて頂くうちに、お客様に直接喜びを届けたい気持ちが大きくなり、今後、青果物の生産も始める予定です。考えるだけでわくわくします!
■最後に、これから新規就農を目指していらっしゃる方にメッセージをお願いします。
これから進もうとしている夢に迷いが出た時、
・その道に進む事で自分を含む従業員がわくわくするか
・お客様の笑顔が想像できるか
・会社として発展が見込めるか
この3つで判断しています。
あとはどれだけそこに自身の想いを込められるかで道が開けるのだと信じています。
是非、一緒に精進していきましょう!!
【パナプラス従業員の皆さん】
【取材を終えて】
みんなの「幸せ」がキーワード!従業員をひとつの大きな家族として大事にしており、みんなが気持ちよく働ける環境づくりに努めているのが印象的でした。まだまだ男性が多い農業界ですが、女性ならではの視点でこれまでとは違った農業のかたちを示してくれることを期待しています。
◎現在、小竹さんが代表を務めるパナプラス株式会社では従業員を募集中です。
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