株式会社上田牧場

みなさんはじめまして！
北海道本別町の上田牧場と申します。当牧場では、黒毛和牛の素牛（もとうし）生産をおこなっています。

素牛って何？という方のために簡単にご説明しますと、一般的に、肉牛の生産は、母牛に子牛を生ませてその子牛を一定期間育てて出荷する「繁殖牧場」とその子牛を市場で購入し、さらに大きく育てていく「肥育牧場」の二つに分けられ、素牛は、繁殖牧場で一定期間育てて出荷するまでの牛のことを指します。
つまり、私たち上田牧場は、和牛の子牛を生産し、少し大きくなるまで育てて出荷をするのが主な事業内容となっています。

「少し大きく」と言いましても、育てる期間はおよそ9か月あり、その間で牛はだいたい体重330キロくらいまで成長します。初めて牛を見られる方は十分大きく感じられる大きさだと思います。
生まれたばかりの子牛はとても繊細で、気を抜くと牛が健康に育たなかったりします。日々牛をよく観察し、牛と会話をしながら（もちろん言葉は話せませんが・・）お世話をし、牛が出すちょっとしたサインに気づけるかどうかが重要です。
約9か月間という期間ではありますが、牛を愛し、牛に愛される関係をつくることが私たちの目標です。
どうしたらもっと牛に愛されるか・・。長年牛と向き合っていますが、未だに答えは見つかっていません。生き物相手ゆえの難しさがあり、大変さもありますが、そのぶん奥が深く、やりがいも無限大です。
当牧場から巣立っていく牛たちは、その後市場で取引され、肥育牧場の生産者のもと、さらに大きく成長します。手をかけて育てた牛が立派に育ち、市場等で高い評価の声を聞けたときはやっぱり嬉しいものです。

さて、私たち上田牧場では、今回初めて従業員を募集することにいたしました。
昨年牛舎を増設し、現在、頭数を増やすべく日々取り組んでおります。長年家族中心に運営をしてきましたが、これからは従業員とともに更なる成長を目指していきたいと考えています。新しい力に加わっていただくことで私たち自身も新たな学びがあると思いますし、牧場が活性化することを期待しています。従業員を迎え入れるにあたり、今年2月に法人化をし、社会保険も加入できるようにいたしました。
今後、牧場としては過去に出ていた牛の品評会への参加も検討しております。
今まさに成長中の段階ですので、今後のご活躍次第では、場長のようになっていただく可能性も十分にあります。

これまでの経験は一切問いません。（もちろん、経験者の方も大歓迎です）
動物が好き、という気持ちのある方であれば、仕事は1からしっかり教えますのでご安心ください。私たち自身初めての雇用となりますので、不慣れではありますが、新しく来られる方としっかりコミュニケーションを図りながら、より良い牧場を作っていけたらいいなと考えています。
ご興味のある方はぜひご連絡をください。
ご応募をお待ちしております！