- 2024/07/10(水)
- まずは酪農の世界に飛び込んでみて!諦めず続けた先に気づく酪農の魅力があります!! ー 小川希望さん
小川希望さん
勤務先:島根県大田市
有限会社中山農場
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長く働いてきた今でも
「牛が可愛いと思う気持ちは変わらない」、という小川さん。
酪農の仕事のやりがいや、実際のお仕事内容、求職者のみなさんへ伝えたいことなどについて
詳しくお話を伺いました。
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Q.酪農、畜産に出会ったのはいつですか?
農業高校の2年生の時に、専門科目で牛を選んだことがきっかけでした。
私が入学した農業高校では、二年生になると大動物(牛)、畜産加工、愛玩動物、動物バイオの4つの科目から専門科目を選択するんですが、その時に先生に、牛を勧められました。今経験しておけば、将来就職したときの進路選択の時にいい経験になるよ!なかなか簡単に経験出来ることではないから、まずは学校で挑戦してみたらどう?って。
その話を聞いて、なるほど!と思ったので、私は高校2年で大動物(牛)を専攻することに決めて、和牛と乳牛のお世話をしたのが畜産に出会うきっかけになりました。
急にロープを渡されて「2人1組で牛を捕まえてブラッシングしてください」なんて授業もありました。当時はビックリでしたけど、先生が言った通り面白い経験が出来ました(笑)
Q.酪農の仕事を就職先に選んだきっかけはなんでしたか?
酪農の道に進んだのは、牛が好きだからです。
そして酪農の現地研修を通して、『仕事が楽しい』って思えたことが決め手になりました。
授業の中で牛たちに愛着がわくようになり、農業高校在学中には個人の牧場さんや、メガファームと呼ばれる大型牧場さんの研修に参加しました。研修は、授業のように1~2日の体験ではなくて、ある程度長い期間で酪農の仕事を経験することが出来るので、就職先としての酪農をイメージしやすかったです。その中で、朝早いのが苦じゃないことに気づいたり、「酪農って楽しいな」と思えたことで、酪農の仕事に就こうと決めました。
もっと酪農について集中して学びたかったので、農業高校を卒業後、酪農大学校でさらに2年間、勉強と研修を行って、中山農場へ就職しました。
中山農場は、酪農大学校時代の研修先の一つだったんです。私の地元の牧場さんだったこともあり、御縁をいただきお世話になっています。
Q.牧場ではどんな業務を担当していますか?
私の仕事は、子牛と育成牛の管理が仕事のメインです。
早出出勤あり・なしのシフトがあるんですが、早出の場合だと朝3時30分に出勤します。
エサやりや、子牛のミルクやり、翌日のエサづくりなど、1日の半分が牛たちのエサに関することですね。
その合間に、子牛や牛たちの健康管理をしたり、分娩の確認などをおこなっています。
今はロボットで健康状態をチェックできるような仕組みもありますが、飲むミルクの量や、便の状態、熱はないかな・・・など日々の作業の中でも、牛たちの様子をしっかりチェックしていきます。例えば、牛の耳が片方だけ垂れているというのも病気なんですよ。ほんのわずかな様子の違いも見逃さず、必要な対処をしてあげること。言葉を話せない牛たちだからこそ、しっかり人の目で見て、感じ取ってあげることは私たちの大切な仕事です。
Q.実際に酪農の仕事で大変だと感じることはありますか?
私自身はもう仕事に慣れているので、大変だという感覚はもうあまりないです。
農場に体験に来た方の中には、想像以上に体がしんどかった、朝早い出勤があることを大変だと感じる方が多いように思います。
酪農の中核を担う搾乳の作業は、基本機械で行いますが、機械をつける前のミルクが出るかどうかのチェックは手作業です。手で搾乳するにも結構力が必要で、それを何頭も行うことになります。搾乳チェックの間は手を上げた状態をキープして作業するので、思っていた以上に大変だと感じる方もいるみたいです。日常で手を上げる動作をすることは少ないですからね、かなり鍛えられますよ!牧場での仕事は、基本立ち仕事ですし、基本的な体力は必要だと思います。
朝早い出勤がツライという人もいますが、私は特に苦ではなかったので大変ではなかったです。それも実際にやってみないとわからないことですね。
Q.酪農の仕事の魅力はどんなところですか?
牛たちの可愛さです!
この仕事は、日ごろ牛たちにどう関わっているかが牛たちの様子からわかります。
しっかり可愛がって接していれば、害がある存在じゃないとわかって、牛たちがすり寄ってきたり、「ごはんちょーだい♪」とアピールしてきたり、可愛い様子に触れることが出来ます。牛たちは身体は大きいですが、おっとりとしていて、怖い動物ではないです。最初は仕事に慣れるだけでも大変だと思いますが、牛たちは頑張る様子をしっかり見てくれていますよ!
就職してみると、決まった時間に牛たちにエサをあげて、掃除をして、診療を行うなど、大まかな仕事の流れは決まっているので、作業を単調に感じることがあるかもしれません。私も、仕事として毎日続けていけるか確信が持てなかったので、学生時代に研修に積極的に参加することで、続けていけるか確かめていました。
農場に就職して12年経ちますが、仕事を続けていく中で、できることが増えていくことに達成感を感じられるようになってから、楽しさが増してきました。牛との関係を楽しめるようになって、どんどん酪農の魅力に気づけるようになりました。
やっぱり牛が好きだからこそ、今でもこの仕事を続けられています。
Q.これから酪農の仕事をしてみたいと考えている方々にメッセージを!
人には向き不向きがあると思うので、我慢してでも酪農の仕事を絶対続けてみて!というわけではないですが、仕事をする上で、大変だと思うことがあるのは、普通のことだと思います。
最初は、仕事に慣れて、牛にも慣れることからなので、最初は悩むことも多いかもしれませんね。だからこそ、、迷ったり悩んだりしたときは是非先輩や上司の方に相談してほしいです。
実際にやってみてどう感じるかはやってみないとわかりません!私も体験や研修の中で、楽しい!と思えたので自信をもって続けられています。もし酪農の仕事をしてみたいと考えている方は、体験や研修を受け入れている牧場を探して、実際に体験してみてみるといいですよ!
【取材を終えて・・・】
小川さんのこれからの目標を伺ったところ、
「新しく入ってきた人に、酪農の楽しさや魅力を伝えていきたい!」と笑顔でお話しされていました。
動物が好き、牛が好き、でも仕事として続けていけるかな・・・?
もっと酪農の仕事のこと知りたいな・・・。
そう思って、こちらの記事を見ていただいてる方もいらっしゃるかもしれませんね。
みんな最初は未経験!!まずは小さな1歩から。
体験やインターンについて問い合わせてみる。
近くの牧場に足を運んでみる。
体力づくりを始めてみる。
今の自分に出来ることを見つけて、酪農の仕事にチャレンジしてみてくださいね!!
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小川さんが働く「有限会社中山農場」は
現在従業員を募集中です!!
ご興味のある方はこちらをご覧くださいませ▽▽
https://www.agreen.jp/job/detail.php?job_id=1463
※職場体験やインターンをご希望の方はお問い合わせください
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酪農業
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